佐島隧道

佐島隧道

銅精錬施設＋廃墟群

廃墟

上陸地点から一番近い廃墟にBBQセットなどの
荷物を置いて島内を巡ることにしました。

この廃墟、実は鉱山時代の物ではなく、
精錬所が閉鎖された後に作られた佐島パークという
行楽施設として賑わった時に作られました。

しかもこの建物は動物園だったそうです。
言われてみれば、この建物には部屋の間仕切りがなく、
檻を置いても、その前を人が通り抜けられそうでした。

新聞

佐島パークの経緯が書かれています。

一時は行楽客でとても賑わったのでしょうが、
残念ながらあっという間に閉鎖されてしまいました。
後に、その原因とも取れるものが出てきて妙に納得します。

この記事は、天野渡船さんに提供していただきました。
ありがとうございました！

民家

動物園の隣にも民家の廃墟が。

我々は薮を避けるように家から家を伝って移動したので、
その他にも集会所？や共同浴場の廃墟を発見できました。

道路へ

廃墟郡を抜け、擁壁の上にわずかに残った部分を進みます。

以前、道のあった場所はブッシュになっており、
蚊やクモの巣が邪魔をして中々立ち入りが困難。

このまま行けばお目当ての隧道は見つかるだろうと思い、
海沿いギリギリをそのまま前進することになりました。

沖合い

時折、三崎～佐賀関間のフェリーが航行します。

丁度この写真を撮った辺りが島の鼻になっており、
隧道がありそうな場所の薮に押し入って探してみました。
しかし、経年による道路の変状が凄まじく、
写真を撮っても薮の中の様子ばかりになってしまいます。

結局、こちらからは隧道が分からなかったので、
潮が満ちていたら絶対に濡れずには渡れないであろう
岩場に無理やりとっ付いて迂回することにしました。

東側　坑口

岩場を回ってふと上を見ると穴が！？

もしかして隧道？まるで海食洞のようにも見えるけど？
しかし、事前に地図で確認していた位置とドンぴしゃり。
・・・遂に到達しました！海を越えて無人島の隧道に到着！

正直、H.16の年始に隧道コーナーを立ち上げた時には、
こんな所へ来ることになるとは予想だにしませんでした。

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