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佐々連坑

内部
坑口は鉱水のタンクで一杯になっているため
隣のはしごを上って内部に入らなければなりません。

前述の坑道封鎖に絡んでレールの撤去が行われており、
工事の邪魔になるので中を覗くことはしませんでした。

また、工事はレールの撤去がメインでは無く、旧坑の
閉鎖だったので、レールの撤去は短スパンに限定され、
全体的な軌道の撤去は免れているようです。

ホッパーの廃墟
軌道が薮に消えていく頃、この廃墟が現れます。

薮の中には入らずに軌道を目で追っていたのですが、
レールはこのホッパーの下に通されているように見えました。

主要な鉱物であった金・銀・銅・鉄の他に、
天然珪酸マグネシウム水和物が取れたという記録もあります。
身近な物にも使われているのでしょうがよく分かりません。

シックナー
ホッパーを過ぎると山肌が急激に落ち込んでいるので
シックナーの場所にはハシゴで下りなければなりません。

ハシゴを降りた場所は鉱水処理の為の施設があり、
現役で稼動中&立入禁止のためここで探索を終えました。

この先には鉱山や廃墟好きの方にはたまらない施設が
たくさん残っていると思われるのですが、私の専門?
である坑道や隧道、レールの類は無いようでした。

社宅
社宅の横にプールが設置されています。

山奥なので安全な水の確保は困難を極めたと思われるのですが
福利厚生のしっかりした大企業なのでさすがと言うところでしょうか。

この社宅の傍らにある事務所は、
鉱水処理で会社が現役なので現在も人が常駐しています。

超望遠で撮影
新しいプールの使用者は亀でした。

ちなみに、佐々連鉱山鉄道で最後まで使用された機関車は
三菱電機製6t電気機関車だったそうです。

その車輌は、九州の観光鉱山「鯛生(たいお)金山」
で今でも静態保存されているそうです。
道の駅鯛生金山のHP 行ってみたい!
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