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道路隧道、日本最古のコンクリート造

地図
松坂隧道の付近には民家が数件残っていました。

お陰で今後も旧道が閉鎖されることはないでしょうが、
歩き遍路も多く、見通しが悪いので通行は要注意です。

阿南市側 アプローチ道分岐点
写真の場所(内妻大橋)から山に向いて入ると旧道へ。

R55は、太平洋を眺めながら快走でき、信号も
殆どないので走って気持ち良いの路線の一つです。

でも、快走路ゆえネズミ捕りが多いのが残念!?

牟岐線を潜り
四国といえば、八十八ヶ所巡りの遍路が有名です。

海岸沿いの通りには、連続して札所(霊場)があるので、
お遍路さんの姿を多く見ることができました。

狭い二車線
軽くカーブを繰り返しながら松坂峠に向けて登坂。

この旧道ができるまで、遍路道は八坂八浜と呼ばれる、
海沿いの難所を通っていました。現在でも、大部分が
旧遍路道として残っていますが、その道に取って代わった
この旧道も、現在の国道へ役割を譲って30年となりました。

しかし歩き遍路は、国道の喧騒を嫌うのもあって、
この道を利用しているのを見かけることができます。

阿南市側 坑口
お遍路さんが通る理由には、隧道手前右側にかづら大師の祠があり、
かづら大師は、弘法大師とも縁があるのも理由となるそうです。

祠へ巡礼するため、わざわざ回り道をしているとなると、
ここを通るお遍路さんこそ、一つも祠を逃がさまいとする
遍路の達人となるのかも知れません。

幅員制限は3.7m
コンクリート製の坑門は赤く塗装されており、
迫石(アーチリング)と笠石(てっぺんの帯状の石)を持つ
姿は、さすがに元主要国道の貫禄を持っています。

コンクリート製のトンネルで、ここまでの力の入った
物件には中々お目にかかれないので珍しい存在。

煉瓦積みに勝るとも劣らないほどの迫力がありました。
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